靴の外来では、医師が診察し、専門の義肢装具士が採型することで、オーダーメイドの靴を作ることができます。オーダーメイドですので、患者様お一人おひとりの足の特性に応じた、世界で一つだけの靴を作ることができます。

靴の外来について靴のオーダーメイドは、日本ではあまりなじみがありません。しかし、西洋では一般的であって、ドイツやオーストリアでは、小さい頃からオーダーメイドの靴を履いて育つ人もいらっしゃるそうです。この、西洋のオーダーメイド靴は、ファッションという側面以外にも、それぞれの足に合わせて履きやすい靴を作る意図があります。ヨーロッパには「良い靴は素敵な場所へ連れて行ってくれる」といった格言があるそうですが、足に合った靴を履くと姿勢や歩き方が良くなることも、そういった格言が生まれた理由の一つと言えるでしょう。
一方、日本においては、例えば学校で上履きを使う場合は、いわゆる「バレーシューズ」のような形の靴であることが一般的です。しかし、バレーシューズは、足部の構造にあった作りにはなっておらず、あまりお勧めできないのが実情です。学校は子ども達が一日の大半を過ごす場所ですので、今後はこういった所にも気を配っていく必要があると言えるでしょう。

治療として靴を作る

さて、このように、西洋のオーダーメイド靴は継承されてきた文化という側面がありますが、当院では、あくまで治療の一つとして靴を製作しております。

一般的には、扁平足・外反母趾・膝の変形などで市販の靴が合わない、市販の靴では疲れやすいという患者様にご案内しております。その他、腰痛や膝痛の原因が足部の変形にあることもあり、そのような場合も足に合った靴を履くことで症状が緩和されるケースがございます。

まずは診断と治療から

足の痛みでお困りの場合、まず、医師が診断を行い、必要に応じてオーダーメイドシューズのご紹介を致します。靴を製作するということになれば、義肢装具士が採型を行い患者様に合った靴を製作します。靴は一週間程度で出来上がります。
靴の製作は、治療法の一つであり、診察時に「何故足が痛むのか」「何故歩きにくいのか」をしっかりとご説明し、患者様にご納得頂いた上で製作を行う流れになります。
足の状態や疾患によっては健康保険が利用できることもあります。

お気軽にご相談ください

靴の製作は治療法の一つですので、足が痛いとおっしゃる全ての患者様にご紹介する訳ではありません。しかし、一般的な認知度が低く、治療法として取り入れている地域の医療機関はまだ多くはないため、扁平足で足がひどく疲れやすい場合や、市販の靴ではどうしても足が痛む場合などは、オーダーメイドの靴で症状が軽減されるかも知れません。
また、腰痛や膝痛が良くならない場合、足に合った靴を履くことで症状が軽減される場合があることは、先にご紹介したとおりです。

まずはしっかり診察をすることが第一歩になりますので、お気軽にご相談なさってください。